2014年04月29日

3wishとか

トリックスター脚本シリーズです。

場所
コーラルビーチあるいはパラダイスのノンアクティブモンスターのいるところ
配役
主人公:そこそこ高レベルの龍(殴り龍不可)
悪魔1、2:それっぽい格好のキャラ
ヒロイン:低レベルの攻1未振り女キャラ


司会、舞台中央に。
司会「サブキャラ育てたりするときに」
司会「ある程度レベル上げるまでの作業って大変だったりしませんか?」
司会「さっさとレベルを上げたい。ゲルダも欲しい」
司会「そんな願いを適えてくれると言われたら」
司会「あなたならどうしますか?」
間をとって
司会「ほらほら、そんな人が来ましたよ」
司会「それでは皆様、お待たせしました。”3つの願い”です」
司会、舞台から降りる。

主人公、初心者装備(あるいは装備なし)でモンスターを殴る。
最低2撃くらい必要な強さで。
モンスターを倒した後、お金を拾って
主人公「あー、かったるいなー」
主人公「はやくレベル上がんないかなー」
主人公「楽してゲルダ手に入らないかなー」
悪魔役、悪魔風の装備で舞台に上がり、主人公の側に行く。
悪魔「あなたの願い、適えましょうか」
主人公「はあ?」
悪魔「レベル上げたい、ゲルダ欲しい」
悪魔「その願い適えましょう」
悪魔、黒エモ。
主人公「本当か?」
悪魔「ええ。だって私は悪魔ですから」
悪魔「あなたの願いを3つ適えます」
悪魔「その代わり、魂を貰います」
主人公「ずいぶん古典的だな」
悪魔「ちなみに何でもOKというわけじゃありませんから」
悪魔「たとえば願いを5つに増やせとかいうのはお断りすることがあります」
主人公「ずいぶんリアルだな」
悪魔「とにかく、契約しません?」
主人公「そうだな…」
主人公しばらく考えて
主人公「まあ駄目もとだし、いいかげんかったるいから」
主人公「契約するよ」
悪魔、太陽エモ
悪魔「そういうと思いましたよ」
悪魔「別ゲーから移ってきたばかりで、低レベルは退屈だったでしょ」
主人公「よく知ってるな」
悪魔「そりゃ悪魔ですから」
主人公「じゃあ何すればいいんだ?」
悪魔「もう契約は済みましたので、願いをどうぞ」
主人公「じゃあレベルめっちゃ上げて。ゲルダめっちゃ頂戴」
悪魔「それが1つ目と2つ目の願いですね」
悪魔「(※適当な呪文を唱える)」
この間に、主人公、表から見えない装飾品などで攻撃装備を付ける。
主人公「何も変わってないぞ?」
悪魔「まず所持金見てください」
主人公「あーっ、2ギガに増えてる!」
悪魔「そのゲルダは使っても使っても減りませんから」
主人公「すげーっ!」
悪魔「あとレベルも400にしておきました」
主人公、適当にモンスターを殴る。もちろん一確。
主人公「おおーこりゃ楽だ」
悪魔「最後の願いが決まったら呼んで下さいね」
悪魔「MS品なんかお勧めです」
悪魔「それでは」
悪魔、ログアウトかけーたい移動。
主人公「すげーすげーすげー」
主人公、モンスターを倒しながら、舞台から去る。

主人公、舞台中央に戻ってくる。
主人公「あれから俺はモンスターも楽々退治できるようになった」
主人公「良装備品もゲルダ使いまくってゲット」
主人公「うはうはだ」
主人公、間を取って
主人公「だけど、何か物足りないんだ…」
ヒロイン、無装備(あるいはHP装備)で登場。近くのモンスターを殴る。
ダメージ受けるたびに、主人公がリカバする。
ヒロイン、太陽エモで応える。
ヒロイン、モンスターを倒し終えて、主人公の側に行って
ヒロイン「ありがとー」
主人公「気にすんな」
ヒロイン「今の何ですか?HP回復したんですけど」
主人公「ああ、リカバリーってスキル」
ヒロイン「へー、凄いスキルがあるんですね」
主人公座る。ヒロインも座る。
ヒロイン「RPGするの初めてなんで、何もわからなくて」
主人公「そっか。大変だろ」
ヒロイン「うん。でも楽しい」
主人公「楽しい?」
ヒロイン「楽しいよー」
主人公「何が楽しいんだい?」
ヒロイン「あなたは楽しくないの?」
主人公「モンスターひたすら倒してレベル上げないと何もできないだろ」
主人公「クエも受けられないし、行きたいところにも行けない」
主人公「ゲルダが無いと装備も買えない」
主人公「面倒くさいだろ」
ヒロイン「うーん…」
ヒロイン、間を取って
ヒロイン「あたし始めたばかりで、ここ以外行ったことないし」
ヒロイン「クエ?もよく知らないし」
ヒロイン「でも、あなたはきっと色々なクエしたり色々な所に行ったんですよね」
主人公「もちろん。行ってないところはないな」
ヒロイン「凄いなーいいなー」
ヒロイン「いつかあたしも行きたいなー」
主人公「連れてってやろうか?」
ヒロイン「ええ!?」
主人公「どこがいい?タバスコ火山に行くか?」
主人公「スノーヒルもいいぞ」
ヒロイン「本当?」
ヒロイン太陽エモ
ヒロイン「でも…」
主人公「大丈夫、俺は強いから。護衛は任せておけ」
ヒロイン、間を取って
ヒロイン「ありがと。でもいいです」
主人公「何で?見に行きたくないの?」
ヒロイン「見に行きたいけど…」
ヒロイン、間を取って
ヒロイン「やっぱり自分の力で行きたいから」
ヒロイン「あたしここまで行けるようになったんだって」
ヒロイン「そう感じたいから」
ヒロイン「だからいいです」
主人公「そうか…」
ヒロイン「ありがと。あ、そうそう」
ヒロイン立ち上がって
ヒロイン「さっきのリカバリー?のお礼です」
20LVくらいの装備品、一心竹刀あたりを投げる。
ヒロイン「こないだ掘ったら出てきたんですけど」
ヒロイン「あたしのレベルじゃ装備できないから」
ヒロイン「だからお礼です」
ヒロイン太陽エモ出して去る。
主人公「一心竹刀って」
主人公「こんなもん腐るほど買えるし」
主人公、そのまま去ろうとして立ち止まる。
主人公「でも…」
主人公、戻って一心竹刀を拾う。
主人公「…」
間を取って座ってから
主人公「悪魔、出て来い」
別のキャラが悪魔風の装備にチェンジして悪魔を代行する。
悪魔2「はいはい、呼びましたー?」
主人公「なんか、この前と名前違わないか?」
悪魔2「あー、私、アカウント一杯持ってるんですよ」
主人公「三つ目の願いが決まった」
悪魔2「あー、さっきの子ですかー」
悪魔2「あの子にプレゼントですか?素敵っ!」
悪魔2「それともラブラブにして欲しいとか?」
悪魔2「いっそモテモテになります?」
主人公「いやそうじゃなくて」
悪魔2「それじゃやっぱりアレですか?MS品買い放題」
主人公立ち上がって
主人公「話を聞けって!」
悪魔2「…」
主人公「俺の三つ目の願いだ」
主人公「元に戻してくれ」
悪魔2「はいは…」
悪魔間を取って
悪魔2「な、な、」
悪魔2「なんですって!」
悪魔2「なんでそんなことを!考え直しなさい!」
主人公「…思い出したんだよ」
主人公「今まで倒せなかったモンスターが倒せるようになったり」
主人公「必死で稼いで装備品手に入れたり」
主人公「今まで行けなかったところに行けるようになったり」
主人公「そういう気持ちを」
主人公「そういう楽しみを」
主人公「思い出したんだよ」
主人公「俺だけズルしてどうするんだ」
主人公「俺だけその楽しみを味わえなくてどうするんだ」
主人公「だから元に戻してくれ」
悪魔2「…」
悪魔2「わかったわ…」
悪魔2「(※適当な呪文を唱える)」
しばらく間を置く。
主人公「戻ってる」
主人公「元の弱っちい俺に戻ってるよ」
太陽エモ。
主人公「それじゃ約束どおり魂を」
主人公、座り、寝る。
悪魔2「頂きます。と言いたいところなんだけど」
悪魔2「最初に言ったこと覚えてる?」
主人公「は?」
悪魔2「何でもOKというわけじゃないって」
悪魔2「たとえば”世界一の貧乏”と”世界一の金持ち”を願われたら」
悪魔2「どっちかを適えたらどっちかが適わない」
悪魔2「矛盾する願いのときは前の願いがキャンセルされることになってるの」
主人公、?エモ
悪魔2「今回の場合、前の2つと矛盾するわ」
悪魔2「だから」
悪魔2「前の2つは無効。これで一つ目の願い」
悪魔2「願いはあと二つだからね。また呼んでね」
悪魔、ログアウトかケータイテレポ。
間を置いて主人公座る。
主人公「なんだかよくわからんが」
主人公ぐるっと一周してから立ち上がる。
主人公「助かったのか?」
主人公舞台から去る。
司会、舞台中央に座る。
司会「彼は二度と悪魔を呼び出すことはありませんでした」
司会「そして…」
司会、舞台脇のほうへ方向転換。以後主人公の位置を向く。
ヒロイン、PTマーク付きで舞台脇から登場、モンスターを殴る。
主人公、PTマーク付きで後から舞台に上がり、ヒロインにリカバ。
このとき、竹刀装備していること。
ヒロインがモンスターを倒す。
主人公「おめでとう!もう少しでレベルアップだね」
ヒロイン「ありがと、いつも助けて貰ってばかりでごめんね」
太陽エモ
主人公「いやいいって。俺も楽しいし」
♪エモ。
主人公「そろそろゴーストブルーに行けそうだな」
ヒロイン「ゴーストブルー?」
主人公「あそこは魚が泳いでいたりして綺麗だよ」
ヒロイン「ほんと!行く行く!一緒に行こ!」
主人公「もちろん。案内するよ」
ヒロイン「無理しなくていいよー」
ヒロイン、太陽エモ。
ヒロイン「本当はあたしと大して違わないレベルなんだから」
ヒロイン「あのときはすっかり騙されちゃった」
主人公「ごめんよぉ、ちょっと見得張ってみたかったんだよぉ」
ヒロイン「いいのいいの。おかげでこうしてPT組めたんだし」
主人公「じゃあゴーストブルーへ」
ヒロイン・主人公「レッツゴー!」
二人で太陽エモを出して舞台から去る。
間を置いて司会、正面を向いて立つ。
司会「すっかり仲良くなって、一緒にレベル上げしてるみたい」
司会「これからも悪魔を呼び出すことは無いでしょう」
司会「でも、悪魔はきっと次の誰かを狙っています」
司会「レベル上げが面倒だ、ゲルダが欲しいって人を」
司会「悪魔が次に狙うのは誰でしょう?」
司会「それは貴方かも知れませんよ?」
初心者装備の団員が舞台を横切る。
司会「あ、ちょっとちょっと」
団員、立ち止まる。司会、団員の側に行って
司会「あなたの願い、適えましょうか」
司会、悪魔装備に着替え、黒エモを出す。

登場人物全員舞台に上がって「FIN」


はい、のちに「カバリアンナイト悪魔三部作」として公開される最初の1本です。
ちょうどテレビで「死神くん」が放映されているので、タイミング的に公開します。

実はこの作品、まったく別の作品2本と合わせてカバリアンナイトになる予定でした。
ところが、そのうちの1作が盗作呼ばわりされたのですね。
ざっくりと書いてしまうと、その作中に、悪人を探す少女と、当の悪人がセットで行動していて、少女が住人に対して悪人の情報を集めようとすると、当の悪人が後ろから脅してしゃべらせない、というシーンがあったのですけど、これがシティハンターの盗作と言われたのです。
この手のギャグシーンはどこでも使われている古典的な手法なのですけど、当時劇団とバーの間で亀裂が入っていて、それでいろいろと横やりが入ったようです。
それでカッとなって悪魔を三部作に変えたので、アレは初めから三部作だったわけじゃないのですよ。
だから残りの2本と、この1本は、ちょっとだけ毛色が違ったりします。
posted by バー at 08:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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